キャッシング枠とは、どんなことが基準？何のためのもの？

クレジットカートに付帯されているキャッシング枠という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。このキャッシング枠とは何でしょうか。これは、カード会社から現金を借りることが可能な枠です。カードの申込の際に設定することもありますが、後から設定または取り消しをしたり、金額を変更することもできます。利用枠内であれば、提携のATMなどで、いうでも簡単に現金を借りることができるのです。

また、クレジットカードにはショッピング枠というものも付帯されていますが、これは、店舗や通販などでクレジットカードを利用してショッピングができる金額の枠です。この利用枠内であれば、カード払いを利用することが可能です。

ショッピング枠よりもキャッシング枠の金額の方が低く設定されている場合が、ほとんどです。

さて、このキャッシング枠ですが、借入をしていなくても、設定していることによって、住宅ローンなどの審査では利用残高に応じて、借り入れがあるものとみなされ、返済比率の計算に影響を与えるのです。利用していなくても、キャッシング枠を設定しているということは、将来的にキャッシングを利用する可能性を指摘し、返済比率の計算に加味されるということです。

キャッシング枠は、申込の際に気軽に設定できるものですし、利用するのも簡単です。便利に使うこともいいかもしれませんが、そういったリスクを負うことを念頭に置いておきましょう。

また、カードが盗難にあったときにも、キャッシング枠分を利用されてしまう危険度が高まります。キャッシング枠をゼロにしておけば、そういった心配はないわけですから、キャッシング枠をつけるかつけないか、何を意味するのかを知った上で設定するようにしましょう。

一方で、海外旅行の際などにはキャッシング枠が非常に便利だったという声もあります。自分にとって何が必要なのか、不要なのか、よくよく吟味しましょう。