キャッシングの際に無審査・・・信用してもよい?

キャッシングの申込に際しては、必ず審査があります。きちんと審査をしなければ、返済するような収入のない人がお金を借りてしまったり、職業や身分を偽って借入をして、返済せずに行方不明になってしまったりなど、貸す側にとってどんな不利益を被ることになるのか、考えられる状況はきりがありません。

しかし、無審査のキャッシングは、存在するのです。なぜそのようなことが起こっているのでしょうか。

無審査のキャッシングは、まず裏がある、と疑ってかからなければならないでしょう。すなわち、いわゆる「ヤミ金」といわれる、闇金融である場合がほとんどです。闇金融というのは、正規に認められていないキャッシング業者なのです。消費者金融業を営むにあたっては、国や地方自治体に正規の届出をしなければならないものですが、そういった手続きを踏まずに、隠れて貸付を行っているわけですから、国で定められた利息の上限や、貸しつけられる金額の限度額なども遵守するはずがありません。

正規のキャッシング会社も増え、どこが違うのかわからないという利用者が、「無審査」という甘い誘い文句にだまされてしまうことも、じゅうぶんに考えられることです。特にいわゆる「ブラック」で、審査に通りにくい場合には、無審査という単語に飛びついてしまう場合もあるでしょう。

けれども、ボランティアではない貸付業者ですから、そんなに甘い話があろうはずはありません。誰でも借りられるということは、誰からでも貸し付けた分を回収するということになります。違法な金利で、執拗な取立てに追われることにもなりかねません。

無審査の金融業者からでないとお金を借りられない場合・・・甘い言葉に惑わされて、さらに苦しい立場に追い込まれることのないように、よくよく考えて判断しましょう。

閉じる