借金の返済は利子ばかりというけれど、実際はどのくらいの支払い?

キャッシングはもちろん、それ以外にも借入をする場合には、金利の高い低いは、大変重要なチェック項目です。

キャッシングの種類や限度額、更には利用者の諸条件によって、数%~20%くらいで金利の設定がされます。業者によって、金利に開きがあるのも当然なのですが、同じ借入をしても、利用者の年収や勤務先の状況・保証人の有無によって金利は変動します。貸付側から見て、返済に対してリスクが少ないほど金利が低くなることも知っておきましょう。

現在では、利息制限法という法律で、金利の上限を15~20%と定められていますので、基本的には20%以下の金利を設定している会社がほとんどです。

ローンなどの返済をするとき、「返済しているのは利息部分ばっかり」というような話を聞いたことはありませんか?

50万円の借入に対して、18%の金利で借入をしたとしましょう。

金利の計算方法は、

借金残高(500,000)×年利(18%)÷12(ヶ月)=一か月分の利息

となりますので、この場合ならば、7500円が一か月分の利息となります。そうすると、月々の返済金額を7500円以下に設定すると、利息部分を払い続け、元本は全く減らないことになります。

10,000円くらいの返済にすると、少しずつでも元本が目減りしていきますので、利息も少しずつ減っていき、8年近くかかって全額返済することができます。支払うトータル金額は、500,000円の倍近くにもなります。

月々の返済金額を増やせば、元本の残高が減っていくペースも早いので、利息もそれに応じて低くなり、短期間で完済することも可能になってきます。ただし、月々の手持ちのお金がかなり寂しくなるとはいえるでしょう。

このように、金利分を甘く見てはいけないのです。よくよく調べて、できれば返済シミュレーションを行うくらい慎重に金利のチェックをしましょう。

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